「Mezcal Day Celebration Event 2022 in Tokyo」レポート&ギャラリー

「Mezcal Day Celebration Event 2022 in Tokyo」レポート&ギャラリー

2022年の「メスカルの日」をお祝いするイベント『Mezcal Day Celebration Event 2022 in Tokyo (主催:JUAST、後援:メキシコ大使館)』を、10/22-23の二日間、東京・渋谷の「Fine-Mexican RUBIA/TAHONA Mezcal & Tequila」で開催しました。
「メスカルの日」は、アメリカに続いて2018年10月21日に日本でも制定し、2019年までの2年連続で海外のアガベスピリッツ全般をプロモーションする企画と共催で記念イベントを開催してきました。
3年ぶりの開催となった今年は、まずは10月21日にメキシコ大使館にて、来日ゲストらをお迎えして記念セミナーを実施。
その翌日に開催した当イベントは、メスカルの現地での世界観をよりカジュアルに、そしてより多くの方々に体験してもらうべく企画しました。
「メスカルの日」における一般向けのイベントとしては、初の単独開催となりました。

東京開催に参加したゲストは総勢10名。
2019年開催に続いて二度目の参加となったOscar Manuel Martinez Barreraさん(レアルマトラタル 代理人)、José Ramonさん(センティール オーナー)に加え、日本への輸入が始まったばかりの「サン コスメ」のオーナーの一人であるGernot Allnochさん(ドイツから来日)や、Lupita Leyvaさん(Mezcal Leyendas ブランドアンバサダー)、Octavio Arzateさん(CEO Luhulaa Tradiciones de México)Antonio Lópezさん(Lopez Real Mezcal Mezcalero)Marcelo Martinezさん(Tentación Ancestral Mezcal オーナー)といったメスカルの現場の最前線に立つ方々がメキシコを中心に世界中から参加。
また、The World’s 50 Best Bars 2022で北米最高位となる4位を獲得した「Licorería Limantour」の共同オーナーであるBenjamin Padronさん、30万人以上の登録者数を誇る人気Podcast「Café con Mezcal」のパーソナリティを務めるCarlos E. Langさん、メスカルを提供するレストランやアミューズメント施設を多数運営するRicky Gleasonさんといった、メスカルの普及に携わる方々も当イベントに参加しました。

例年の「メスカルの日」関連イベントでは、テキーラをはじめメスカル以外のアガベスピリッツも出品してきましたが、今年はメスカルの魅力にしっかり触れてもらいたいという思いからメスカルのみに絞り出品しました。
最終的に出揃ったメスカルは40ブランド100種類以上。
日本でも少しずつメスカルを取り扱うお店は増えてきていますが、これだけ多くのブランドが出揃う機会はそうありません。
販売価格が1万円を超える高価なボトルも少なくなかった中で、当イベントでは入場券を購入いただいた方には全てフリーで試飲提供しました。
各ブースでは、担当者がしっかり解説しながらメスカルを提供。
とりわけ、来日ゲストが立つブースは、メスカルについて熱心に学ぼうとする方たちで常に賑わいを見せていました。
メスカルは、使用するアガベの品種の特徴を軸に、産地や製法の違いなど、様々な条件が豊かな個性を生みます。
今回のラインナップも、各ボトルがはっきりとした個性を有しており、来場者は試飲を通してそれぞれの味わいの特徴をしっかり感じている様子でした。

また、バーカウンターでは、メキシコに通いメスカルの蒸留所に何度も足を運ぶなどメスカルに造詣が深いバーテンダー、吉川優さん(Cuishe Mezcaleria/東京・月島)と、同じく月島で活躍する細川英明さん(Phonosheet)がメスカルブランドを使ったカクテルを提供。
個性に富んだメスカルの魅力を表したような、色合いや味わいも様々なカクテルに来場者も満足の様子でした。

会場となった「Fine-Mexican RUBIA/TAHONA Mezcal & Tequila」は、ファインメキシカンダイニングとして知られるお店。
当日はメキシコ料理の定番、タコスのほか、メスカルの有名な産地であるオアハカの伝統料理「モレ」なども販売されました。
そのほか、メキシコの雑貨や民芸品の販売ブースや、株式会社武蔵屋によるボトルの販売コーナーも人気でした。試飲して気に入ったボトルを購入していく方も多くみられました。

初日に限っては、イベント後のアフターパーティーとして、メキシコをはじめ海外でも活躍するDJ SARASAさんがクンビアイベントをプロデュース。ゲストDJ達と一緒に会場を盛り上げました。

メキシコの伝統酒であるメスカルを軸に、食、音楽、民芸品と、メキシコの魅力が詰まったイベントとなった『Mezcal Day Celebration Event 2022 in Tokyo』
アフターパーティーも含め、2日間でおよそ300名の方に来場いただきました。
来場者の中には海外出身の方も多数見られ、メスカルが世界のトレンドスピリッツであることを感じさせました。
また来年も開催できるように、引き続きメスカルの魅力を発信していきたいと思います。

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